属人化からの脱却を目指した導入―3年後、自走型の定着へ
ライフカード株式会社様・導入事例


ライフカード株式会社は「Be Unique!」という「唯一、独自、類のない」枠にはまることのない斬新な発想力で、独自のユニークな商品・サービスを提供します。皆さまのニーズにお応えすべく、クレジットカード事業を中心に、プリペイドカード事業、集金代行事業など、さまざまな決済事業を展開しています。
ATgo導入の背景
属人化から脱却、内製開発にも耐えうる体制の構築
ライフカード株式会社は、クレジットカード事業を中心に、プリペイドカード事業、集金代行事業など、さまざまな決済事業を展開しています。
システム三部ではクレジットシステムの開発・保守を担っており、基幹系システムや各種サブシステムなど、多様なシステムの開発を委託や社員内製などの形態で実施しております。
今回ATgoを導入したWeb開発分野では、以前から、手動でのテスト作業には限界を感じておりました。特に、派生画面が多いWebフロントエンドの回帰テストは、画面ごとの細かな差分を毎回目視で確認する必要があり、担当者の負担が大きいだけでなく、ヒューマンエラーのリスクも避けられませんでした。加えて、短いサイクルでリリースを重ねていく中で、その都度手動でテストを行っていては開発のスピードに追いつけないという危機感がありました。
セキュリティ上の都合でインターネットに接続できない環境での作業も多いため、オフラインでも動作するツールであることも必須の条件でした。
導入にあたって特に重視していたのは、書いた人のスキルに仕上がりが左右されにくく、誰が担当してもある程度同じ品質でシナリオを再利用でき、引き継ぎがしやすいかという点です。担当者が変わるたびに引き継ぎに時間がかかるようでは効率化につながらない恐れがあったため、この点は選定の軸としてかなり重視していました。
ATgoを選んだ理由
汎用性とコストを抑えて導入検証できる手軽さを評価
複数のツールを比較検討しましたが、ATgoを選んだ決め手は対応範囲の広さです。UI操作だけでなく、API、データベース、スマートフォンまで一つのツールでカバーできる点は、他の候補ではあまり見られない特徴であり、この汎用性の高さは大きな安心材料になりました。
また、費用面でイニシャルコストがかからない点にも助けられました。テストツールの導入は、実際に現場で使ってみないと合う合わないが分かりにくい部分も多いため、初期費用を気にせず、まず試せるという点は非常にありがたかったです。3カ月のPoCでは、2機能・50画面に対してシナリオ作成・テスト実行を行い、導入ハードルの低さや、DBエビデンスが自動取得できることや、スタンドアロンで動作するため閉域網でも活用しやすいこと等の利点を実感・評価しました。
ATgo導入の効果
回帰テスト工数が大幅減、別チームと協力も
正確な数値としてお伝えするのは難しいのですが、体感として回帰テストにかかる工数が半分程度にまで削減されたと感じています。
実は、導入初期には、「導入工数と利用メンバーの相当スキルが必要だな」とテスト自動化の難しさを感じたこともありました。しかし、シナリオ作成において運用の工夫を重ねたことで、活用の幅が広がり、良い結果につながりました。
その運用の中で、当初導入した開発委託先チームだけでなく、新たに立ち上がった内製開発チームも参画し、現在は役割分担しながら活用しています。
また、テストにかかる時間が減ったことで、メンバーたちのモチベーションも上がりました。
「誰でもすぐ使いこなせる」というほど簡単なものではないと思いますが、「ピンとくるレベルの利用者には響くツール」。日々の運用の中で自然と定着している、というくらいには浸透している印象です。
今後の展望
継続的な自動化の深化を通じ、開発高速化と品質の向上を目指す
今後は、新しい開発資産がデプロイされたタイミングで、あらかじめ用意しておいたシナリオを自動的に実行し、その結果を可視化できる仕組みを整えられればと考えています。
さらに将来的には、ジョブから自動でテストを実行し、正常値・異常値を判定結果として返すところまで自動化し、パイプラインに組み込むところまでいければいいなと想像しています。もしこれが実現できれば、リリースのたびに人手で確認していた部分を大きく減らせるはずです。
あわせて、テスト結果のエビデンス取得についても可能な限り自動化を進め、人の手を介さずに品質を担保できる体制を目指していきたいと思っています。こうした取り組みを積み重ねることで、開発のスピードと品質の両立を、より高いレベルで実現していきたいと考えています。
この記事は2026年6月に取材しました。



