決め手は「8割」の自動化率。3,000件超のテストを効率化
株式会社DSB情報システム様・導入事例


CLIENT FIRST.徹底した顧客視点の次世代証券・金融システムを。私たちは、業界トップクラスの品質と実績を誇る証券・金融分野のITソリューションを提供しています。
ATgo導入の背景
3,000件超のテストを「手動」で行う負荷
私たちは、DSBグループとして高品質な証券・金融ソリューションサービスを、全国の金融機関に提供しています。今回ATgo導入の対象となったのは、電子帳票システムの維持保守プロジェクトです。本プロジェクトでは、数年ごとに3,000~4,000件におよぶ大規模なリグレッションテストを実施しており、その効率化が課題でした。
これまでは全てのテストケースを手動で実行し、新旧システムの結果比較を行っていましたが、工数が60人日に達することもあり、多くのリソースを要していました。また、品質維持の観点からも、新しい要員が参画した際に、均一な精度でテストを遂行できる体制の構築が求められていたのです。
このような状況を打破すべく、テスト自動化の検討を開始しました。
ATgo導入の決め手
画面操作の多いアプリでも「高い再現性」を確認
自動化ツールの選定にあたり、必須要件として挙げられたのが、外部ネットワークから遮断されたクローズド環境でも動作することでした。セキュリティの観点から外部接続を制限していたため、ATgo以外にも、SeleniumやPlaywrightといったオープンソース系ツールも含め、クローズド環境に対応可能な候補を慎重に比較検討しました。
そのなかで、まずは実際の業務に適用できるかを測るために事前検証を実施しました。実際のテスト仕様書から抽出したテストケースをもとにテストスクリプトを作成し、それが「期待通りに動作するか」「必要なエビデンスが正しく取得できるか」を評価しました。
最も懸念していたのは、本当にローコードで運用できるのかという点。というのも、画面操作が非常に多いアプリなので、当初は「細かいところまで再現できるのか?」と懐疑的に見ていたのです。しかし、検証の結果、全体の約8割におよぶテストケースが自動実行可能であると分かりました。
細かい挙動もきちんとATgoで再現できたため安心でき、これが導入の決定打となりました。
今後の展望
マニュアルも分かりやすく自走可能。コスト削減と活用シーンの拡大へ
導入から現在に至るまで、ATgoはスクリプトもマニュアルも理解しやすく、自分たちで構築できています。
今後の展望として、2年目には当初の目標であるコスト削減を実現させ、ここから投資対効果を最大化させる計画です。
さらに、利用できるシーンを増やしていき、できるだけ広範囲で活用することを考えています。例えば、お客様ごとにそれぞれカスタマイズしたバージョンにおいても、そのまま利用できるスクリプトが多いので、部分的に横展開していきます。また、どんな小さな改修時でも自動実行して影響箇所の確認を得る、あるいはOSのバージョンアップに伴う環境評価に利用して作業効率化・正確化を図るなど、これから利用していきながら様々な使い道を増やしていきたいと思います。
ATgoには、今後も先進的な活用事例の共有や、さらなる利便性向上につながるアドバイスを期待しています。
この記事は2025年3月に取材しました。



