リリーススケジュールの安定化に貢献するテスト自動化支援
サイバーソリューションズ株式会社様・導入事例


サイバーソリューションズ株式会社は、数少ない国内メールソリューション専用ベンダーとして、法人企業向けにクラウドメール・メールセキュリティサービスなど、メール環境のトータルソリューションを提供しています。クラウドメールサービス「CYBERMAIL Σ」、標的型攻撃・情報漏えい対策のメールセキュリティサービス「MAILGATES Σ」、Microsoft 365・Google Workspaceのメールセキュリティ強化サービス「Cloud Mail SECURITYSUITE」、各メールサービスやMicrosoft Teamsに連携可能な容量無制限メールアーカイブ・メール監査サービス「ENTERPRISEAUDIT Σ」などの日本企業では珍しい独自メールシステム技術を活用したサービスを提供しています。 またオンプレミス製品も展開しており、高性能Webメール機能搭載の統合型セキュア・メールサーバシステム「CyberMail」を含む当社製品・サービスは国内で約3万社以上の企業・自治体でご利用いただいております。
ATgo導入の背景
数千~数万項目にのぼるテストを手動で実施していた
サイバーソリューションズ株式会社は「日本企業に安全なビジネスコミュニケーションを届け続ける」ことを企業理念とし、日本オンリーワンの総合メール・セキュリティメーカーとしてCYBERMAIL Σ・MAILGATES Σなどの製品を市場に提供しています。その累計製品導入数は30,000社を超える実績を保有しています。
弊社ではそのうちCYBERMAIL Σ、MAILGATES Σ、ENTERPRISEAUDIT Σの3サービスを対象にATgoを活用しています。プルダウンが選択できるかなどのUIテスト全般での活用に加え、メール関連サービスという背景から、メールの送信などUIでない部分まで含めて活用しています。
元々、テストの工数削減は大きな課題として存在していました。というのも、現在ATgoを活用している1製品だけでもテスト項目が数千~数万にのぼり、UIテストのみでも1人で2週間以上かかっていました。また、複数のサービスを提供しているので、それぞれのリリーススケジュール通りにリリース出来る体制づくりを考えると自動化は必須だと感じていました。
そのため、過去にSeleniumやRobot Frameworkを使って自動化を試みたことがあります。メンバーがそれぞれで運用し自動化できればいいなと考えていましたが、プログラミング色が強く最終的に使用できる人が1人に限られてしまったことに加え、弊社サービスは更新頻度が高いため、メンテナンス工数が大幅にかかってしまいました。その結果、現場に根付かず、マンパワーでテストせざるを得ませんでした。
そこで、社内の誰もが使えるテスト自動化サービスを探していた際に、弊社メンバーから教えてもらってATgoと出会ったのが始まりになります。
ATgoを選んだ理由
メンバーが使いやすそうな印象を受けたのがATgo
ホームページやデモなどを見ている中で、「これなら自動化できるんじゃないか」という感覚がありました。レコーディングベースでテストを作成する機能はさまざまな製品にあると思うのですが、ATgoは特に簡単そうだなと、ユーザーフレンドリーな印象を受けたことを覚えています。
そこでPoCを実施させてもらったのですが、その中で自動化の感覚がつかめたので、稟議を通しました。
他の製品も問い合わせしてみてトライアルで触ってみるなかで、「難しそうだな」や「製品としてはいいと思うけど、浸透しなさそうだな」などさまざまな意見が出てきたのですが、弊社の場合は誰でも使えるような自動化製品を探していて、それに一番近かったのがATgoでした。
ATgo導入の効果
数万テスト項目規模のテストで工数50%削減を実現
3つのサービスを対象に利用していましたが、ツールがなかったときに比べると50%ほどの工数削減効果が出ています。最初は MAILGATES Σからスタートして、50%の工数削減効果が見えたので、他のサービスにも展開を広げて既存機能に焦点を当てて利用しています。
繰り返し実行するテストだと、内容によっては2~3か月かかっていましたが、現在では夜間にテストを実行しておいて、翌日出勤時に実行結果を見るだけになっているので、大変助かっています。画面キャプチャなどのエビデンスもATgoが自動で取得してくれるので、その点も非常に手間が省けていますね。
おかげさまでテストの工数削減はもちろん、スケジュール通りにリリースできるテスト実施体制が構築できているのが大きな収穫です。
テスト自動化支援サービスについて
リリーススケジュールの安定化に貢献するテスト自動化支援
また、RGSさんにはATgoの提供に加えて、スクリプトの作成もお願いしています。将来的にはテスト自動化は内製化を目指していますが、すべてを自社でやろうとすると、テストや開発のスピード感が落ちてしまうので、協力いただいています。サービスや納品物の品質にも満足しており、率直にお伝えすると大変助かっております(笑)
週一回の定例やTeams上で気軽にコミュニケーションを取れるので、何かあれば解決しやすいうえ、こちらが気付かない点を指摘いただけるのがありがたいです。例えばテスト仕様書をお渡しした際も、手順の抜け漏れや、記載されている画面と手順の不一致など、第三者の観点で指摘いただくことがあります。テスト仕様書は万人が理解できる内容になっていることが理想だとは思うのですが、中々そうはいかず、知る者だけが理解できる部分も出てきてしまいます。
ただ、RGSさんはそういう仕様書があったとしても、実際に操作いただいて、テストデータや手順内容に違和感があれば指摘していただけるので、テスト仕様書のブラッシュアップに寄与してもらっています。
最近はRGSさんにテストを作成いただき、自社で受入テストを実施するというサイクルが回り始めているので、オンスケジュールなテスト運用で助けられています。
今後の展望
テストの内製化とテストプロセスの自動化へ
テストの自動化については弊社の中で内製化することを目指しています。
仮に自動化をする中で何かあったとしても、自分たちでメンテナンスが出来るようになれば、スピード感とコストメリットの両立を図れるので、当初から計画していました。
ただ、現実的に100%こちらで巻き取れるかというと難しい可能性も否めないので、何かあればRGSさんにお願い出来る体制は維持していけたらと思います。
今後の運用面では、CI/CD環境との連携も視野に入れており、具体的にはJenkinsとATgoを連携させて、ビルドしたらATgoでテストを実行させるというイメージで、テストプロセスそのものの自動化に向けて取り組みを進めています。
テスト自動化を検討する方に向けて
目的を見据えて小さく始めることが大事
最初は小さくスタートすることが大事だと思います。はじめから100%は目指さず、スモールから広げていき、「自動化を捨てる部分は捨てる」「難易度が高い部分はしばらく手で確認しよう」ぐらい割り切って進めた方が良いと考えています。
あと、自動化はあくまで手段であって、ゴールにはならないという前提を忘れないことも大事だと思います。弊社の場合は、安心で安全な製品をお客様に届けるのが最終的な目的だと考えています。そのため、全てのテストを自動化しようとはせず、自動化に向く部分は自動化して、向かない部分は人手でテストを行うという具合に目的を達成するための適切な手段を取ることを念頭に置いています。
全てのテストを自動化することや、不具合をゼロにすることは到底難しいことですので、何が自動化出来て、出来ないものなのか、安心安全な製品を届けるというゴールを見据えて自動化の適用範囲を考えるところからスタートしてみてはと思います。
この記事は2026年6月に取材しました。
テスト自動化の代行・内製化支援はATgoにおまかせ!

「手動テストが大変で自動化する余裕がない」「SeleniumやPlaywriteなどOSSの利用に挫折したことがある」「チームに経験者が少なく、スムーズな運用ができるか不安」といったお悩みはありませんか?ATgoは、テスト自動化の代行から内製支援まで、幅広い支援が可能です。
- ツールを知り尽くした専門家が導入サポート
- スクリプト作成・テスト実行検証の代行
- エビデンス提供
- 初期のサポートでスムーズに運用へ
- 品質向上と効率化の両立
ATgoの「テスト自動化支援」は、現場の負担が大きい「初期導入」「既存資産の再構築」「他社ツールの移行」を専門チームが完全サポート。リソース不足の方も、自ら運用したい方も、安心して自動化を始められるようにサポートします。



